コラム.30 海上貨物保険サービスについて

 今般弊社では、大手損害保険会社様(以下、「保険会社」と言います。)と連携して外航貨物の補償サービスを開始しました。
 このサービスでは、輸入貨物に水濡れ、破損、曲がり、へこみ等の損害が発生した時又は紛失・盗難等に対して補償をするもので、輸入者(荷主)様の安心・安全につながるものです。
輸入取引における貿易条件が「保険料込み(CIF条件と言います)」の場合は、現地にて既に保険加入をしておりますので、日本側で保険をかけません。それ以外の貿易条件(例:本船渡し条件-FOBや運賃込み条件-CFR)の場合は、基本的に日本側で保険加入が可能ですので、希望される輸入者(荷主)様におかれましては、輸入通関前までに(FOBベースの場合は海上運賃が確定した段階で)弊社担当者にメールにてご連絡賜りますようお願いします。
以下、海上貨物保険の概要をまとめましたのでご参照願います。
  
【保険金額】 CIF価格の110%相当額 
※貿易条件がFOBの場合は海上運賃及び保険料を加算した価額(CFRの場合は保険料を加算した価額)の110%相当額を保険金額とします。
C: 原価 I :保険料 F:海上運賃

【保険料】 一般貨物の場合 【保険金額】の0.3%(※)
(例)保険金額が120万円のときの保険料 
     120万円x0.3% = 3,600円

【どこからどこまでが補償されるのか】
 貨物が仕出地にある輸出者(売手)の工場や倉庫において積込みの段階から、日本の輸入者(買手)の倉庫にて荷卸しが完成した時までの輸送中の事故が補償の対象となります。


(出典:JETROインコタームズ)

【貨物の損害等に対して】
  輸入貨物に、例えば水濡れ、へこみ、破損等の損害が発生した時、又は紛失・盗難等に対しては次の保険会社窓口に保険請求をして頂くことになります。
AIG損害保険株式会社 海損第一サービスセンター
(03)5611-0040
E-mail:aiumarineclm@aig.co.jp